いま里親が必要な理由
埼玉県には約2,000人
さまざまな理由で家族と離れて暮らすこどもたちがいます。
そのうち約4分の1のこどもが里親家庭で暮らしています。
そんなこどもを家庭で育みたい。
あなたにもきっとできることがあります。
こどもたちそれぞれに応じた必要な場所で暮らすことが当たり前になる社会となること、そのためには、地域のこどもを地域で育む里親制度の理解が必要です。
里親家庭が増えることで、家族と離れても住み慣れた地域や友達と離れずに安心して暮らすことができます。
そして、地域で育まれたこどもは、大人や社会を信頼することを覚え、将来より良い地域社会を作っていきます。
みなさんの一歩が、こどもたちの健やかな成長、地域社会の明るい未来につながります。
・里親への思いはさまざまな小さな一歩からのようです
里親になってみたい理由はさまざまです。
①里親制度とは
さまざまな事情で家族と離れて暮らすこどもを、自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解をもって養育するこどものための制度です。
②里親の種類
養育里親・養子縁組里親・専門里親・親族里親の4種類があります。
③養育里親とは
18歳未満のこどもを、家族のもとに戻るまでの間や自立するまでの一定期間養育する里親のことをいいます。そのため、養育期間は数日から数年とさまざまです。そのこどもにとって必要な期間を児童相談所が決定します。
④養子縁組里親とは
将来的にこどもと法的な親子関係を結ぶことを目的として養育する里親のことをいいます。養子縁組里親は、養親となるものが、原則25歳以上(一方が25歳以上であればもう一方は20歳以上で構いません)の夫婦であることが条件です。特別養子縁組が成立すると、実親との親子関係は終了し、戸籍には「父」「母」として父母のみが記載されます。養子縁組にはこのほかに普通養子縁組制度があります。
⑤里親になるためのステップ
1.里親としてこどもを養育してみたい
2.児童相談所に相談
3.基礎研修の受講(講義・実習 各1日)
4.里親申請書の提出
5.登録前研修の受講(講義・養育実習 各2日)
6.児童相談所による家庭訪問調査
登録前研修より先に調査することもあります
7.児童福祉審議会で審議
8.登録
審議の結果
里親になるためのどのステップにおいても相談ができますし、その先に進まないという選択も可能です。戸惑いや心配を感じた際は、遠慮なく担当者に相談しましょう。個人の事情等によって異なりますが、登録までに概ね1年前後かかります。
⑥養育費について
こどもを養育するために必要な一般生活費、教育費、医療費などが支給されます。また、その他に里親手当が受けられます。詳細については、こどもを受託する際に児童相談所から説明があります。
ここでは、実際に養育里親・養子縁組里親としてこどもを迎えて養育している方からいただいたお話を紹介します。みなさんへのあたたかいメッセージもあります。
みんな最初は不安ですよね。
よくある質問をまとめています。
養育里親 Q&A
養育里親に関するよくある質問を紹介しています。
養子縁組里親
Q&A
養子縁組里親に関するよくある質問を紹介しています。